re: 中立 ≠ 無知

「その分野について全然勉強してないので、何も分からない」状態と、「その分野について十分に知識があって、その上で何か目的があって両極から距離を置いている」状態を、両方とも「中立」と呼称するせいでカオス化する問題。他の定義ずれ系と異なり、「中立」という概念は特定の話題に拘束されないので、どんな話にでも登場し得る。問題は前者の「何も分からない〜」の方に集中しており、かなり厄介な挙動を取る。代表的な例を挙げる。

基本的な知識がなくても、相手が抽象化やたとえ話を駆使してうまく説明すれば、どんな事でも十分理解できると思っている。
基本的な知識がなくても、抽象化やたとえ話を駆使すれば、どんな事にも十分言及できると思っている。
「勉強してから喋った方が…」的な事を言われると「素人は黙っていろということか」。
「無知な一般人からの意見こそ、非常に貴重である」と自分で言う。
揉めてるところに割って入って「内容についてはさっぱり分からないけど、見た感じ両方とも馬鹿っぽい。だからどっちもどっち」的な事を言うのが大好き。
ちょっとした情報であっさりどちらかの陣営に流れる。

例えば1軸で対立しているとき、A、B、中立、のほかに、「無知」という別の名称の立場を作った方がいいと思う。無知は単に無知であって、それ以上でもそれ以下でもない、ということで。

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