弱者メソッド

「自分は弱者である」という主張を盾として利用し、ターゲットを一方的に攻撃する手法。その攻撃が合理性を欠いた言いがかりに近い内容だったとしても、「弱者だから仕方ない」「弱者をさらに叩くべきではない」といった理由で比較的高い確率で肯定され、合理性の評価を回避できるのが特徴。ターゲットが反撃を試みた場合は前記と逆の現象が発生し、それがどれだけ合理的な内容だったとしても、「強者は弱者を叩くべきではない」「正論はどうでもいい」「空気読め」といった理由で高確率で否定される。そのため一方的な攻撃として成立する。
肯定者グループは、同じ状況にある者、条件反射カウンタ*1、人情キャラ、及びメサイヤ等で構成される。
非常に強力な手法だが、繰り返し何度も使用すると最終的に自爆する危険性がある。なぜなら弱者としてのアピールは、1回目に最大の効果を発揮し、以後は急速に効果が減衰して行くからである。また、一度でもこのメソッドを使用、または他人が使用している状況を支持した場合、将来自分が強者として攻撃された際に全く反撃できなくなる、というリスクを負う(ダブルスタンダード)。

※ここで言う「強者」「弱者」とは相対表現である。つまりAから見てBが少しでもマシな状況にあれば「Bは強者」である(いわゆる劣等感ゲーム)。一般に認識されるような絶対的な社会的成功者である必要はない。

-

via
http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0204002001.php

*1:相手が何か主張すると、常にそれとは異なる立場を取って発言しようとする行為、及びそのような態度を取る人間。根底に「多数派を批判して目立ちたい」「他人に賢いと見られたい」という意識がある。