re: 「この話はリアルだ」という場合の「リアル」について

http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20071216/real2

「現実に起こりうる、本物っぽい」=「リアルだ」というのは、いくらなんでもその定義はないでしょう、というのが私感。

『リアル』はつねに『僕/僕たちのリアル』であって、往々にして主観的な心の揺さぶられ具合を指す用語だと思ってるんだけど、もしかして『ノンフィクション性』と同じものだと思われてる節があるのかな。

ただ、そのテキストを読んだ人が、それを現実のようだと感じたらそのテキストに対して「リアル」という感想を持つんだよ。

「リアル」の定義からして見事なぐらい全員バラバラだった、という例。こないだの「好きを貫く〜」ネタもそうだが、全員が同じ意味だと思って使っている単語の意味が、実は喋る人間ごとにバラバラで、それでいつまで経っても異常に収拾つかない、というパターンがある
Realは単語としては「現実そのもの」として用いた方が正しい。しかし、日本において「リアルだ」という評価は、実物ではなく実物を模した物(脚本であるとか、グラフィックであるとか)に対して使用される。現実そのものに対して「リアルだ」と言えば、「本物なんだから当たり前だろwww」と馬鹿にされる事は必至