re: 『無責任艦長タイラー』が語られない理由

http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20071123/1195803678

スレイヤーズエヴァは年表を書けば必ず名前が出る程度に名を残しているのに〜、という話。個人的にはスレイヤーズがそんなに画期的な作品だったという印象は無いのだが、それは置いておくとして、面白いのに印象に残らずに右から左に抜けて行く作品、というジャンルはある。それは作る側からすれば屈辱であろう。しかしそれを避けるフォーマットというのは確立してないと思う。

毒気の強弱の例としては最近ではスクールデイズが浮かぶ。内容的にはどうしようもないのだが、頭のおかしいキャラとエロとグロで一定の印象を残す事に成功した。いわゆる「エログロナンセンス」。少なくとも同時期の毒気のない作品よりは今後触れられる機会は多いだろう。

指標としては、ニコニコ動画に置いた時にコメントが付きやすいか、という点で考える事もできる、かもしれない。らきすた絶望先生はかなり結晶化が進み、誰にでも分かりやすい突っ込みどころを用意して意図的に突っ込ませる、というところまで行っていた。ああいう物は印象には残りやすいかもしれない。と思ったが、一時的に盛り上がるだけで記憶に残るかは別問題か?その辺は真面目に調査しないと何とも言えない。

ニコ動でMADの切り貼り素材になりやすいか否か、という見方もあるかもしれない。エヴァンゲリオンは未だに切り貼りされている。例えば遊戯王のアニメなんか見た事ない奴が大半だと思うのだが、例のバーサーカーソウルのシーン「のみ」で現在これだけの知名度を誇っている。